ある日のラーメン日記帳

注:有名店だけでなく、自分なりこの店は美味い!というところだけ紹介してしますが、住所・電話番号は
あえて表記しておりません。どうしても知りたいという方は、メールして下さい。店の場所は、東京に限りません。
ラーメン日記バックナンバー

地区別INDEX(麺編)

べんてん@高田馬場
この店を知ったのは、4、5年前の「王様のブランチ」でラーメン特集だった。
裏通りの川沿いの店は、地図なしで行ったため、ちょっと見つけるのに時間が
かかってしまった。
当時は夜も営業していたので、仕事帰りに行ったら、既に閉店していて、
その後何度も夜に行っても、ダメだったので、お昼に行ったら、ようやく
入ることが出来たのだ。
5〜6名の行列に並び、15分程度で入店できた。東池袋の「大勝軒」に比べたら、
楽な行列だったことが今は懐かしい。

入店したら、全員がカウンター席で座って、食べている者や出来てくるのを静かに
待っていて、ちょっと独特のムードだ。注文をしようとしたら、聞くまで待って、と
言われて、暫く黙って様子を見ていた。
先に注文した人が出来上がった物を順番に受け取ってから、ようやく注文を聞かれた。
奥から順番に注文を聞かれたが、ラーメン系が出来るのが早く、つけめん系がその次に
出来上がるのが、この店のルールのようだ。
他人が食べているのを見る限り、ネギラーメンかネギつけが良さそうに見えたので、
ネギつけの大盛を頼んでみた。ひげ面のマスターが「うちのは、量が多いけど、大丈夫?」
と聞いてきたので、良く考えもしないで「大丈夫です」と答えてしまったが、後で後悔する
ことになるとは、これっぽっちも考えなかった。
10分程してから、出来上がったのを見て、腰を抜かしてしまった!
つけだれは、普通の器に入った状態で出てきたが、麺が入った器は、巨大でさらに富士山
のような山盛りになっていた!

正直言って、7〜8人前はあると思う。ちなみに中盛が4〜5人前くらいだ(普通が2人前位か)。
最初から、必死になって噛まずに飲み込むような状態で麺に喰らいついていって、半分までは
なんとか順調に進んで行ったが、残り半分位からが地獄で、急に食べれなくなってしまった。
だし汁はぬるくなって、味も薄くなってくるので、食べるのに余計は大変な状態になるのだ。
大食い選手権にでも出たような心境になってきて、無理やり飲み込むように麺を減らしていく
作業(この場合、こうゆう言い方が適切かな)を懸命に続けた。

結果として、同じ頃に食べ始めたお客がほぼ誰もいなくなって、一人もくもくと食べ続けて、
ようやく完食した! 「ごちそうさま」という言葉を言おうとしても、鼻から耳から口から、
肛門から麺が飛び出してきそうな状態で、言葉が出てこないほど苦しい。
マスターが「すごいねぇ〜、良く食べられたね! 感服した!」という声に送られて店を
よろよろと出てきた。その時には、「二度とこの店の大盛が食べねぇ!」というのが、
率直な感想だった。

以来、この店にはたびたび行くことがあるが、注文するのは、ねぎラーメンオンリーである。
マスターは、ネギラーメンを注文されるのが、嬉しいみたいで、ラーメン&味玉子かつけめん
が8割を占めている中で、ネギラーメンは非常に少ない。しかし、ここのネギは美味いし、
量が非常に多く、ネギ好きには堪えられないのだ。

ラーメン二郎本店@三田
慶応大学そばにあるこの店は、10時過ぎに開店してから、慶応の学生と若手サラリーマンが
行列になる人気店だ。25年前、早稲田の学生だった私は、敵地(?)に乗り込む覚悟で
慶応の学生の中に入り込んで、カウンター席の空くのを待っていたのだ。

慶応応援指導部と体育会(特に野球部、剣道部、柔道部の御用達)の学生の比率が非常に
高い店だが、女性客は殆どいない、男の世界、汗くさい体育会の世界を体現した店だと思う。
当事は、注文の仕方が独特で、緊張しながら注文したが、これが出来ないと一見だとすぐ
分かってしまう! 最初に、麺の量を聞かれるまで黙っていて、マスターが聞いてきたら、
大か小(普通)を大声で答える。

麺がゆで上がり、スープに入った丼に麺が入れられて、野菜がある程度乗った状態になった
段階で、再度マスターから聞かれた人から順番に、例の呪文を大声で唱えるわけだ。
大ダブル野菜にんにくからめあぶら(大盛りラーメン&チャーシューダブル&野菜多い目&
にんにく&汁辛目&背油多い目)、とか小ぶた野菜からめにんにく(麺普通&チャーシュー
普通盛&野菜多い目&汁辛目&にんにく)という注文するわけだ。
最初は、何を言っているのか分からなかったが、前の人たちが言うのを聞いていると、だんだん
意味が分かるようになり、後は自分で組み合わせまで出来るようになってきた。

出来上がってきたラーメンは、「二郎」流というジャンルがあっても可笑しくない程、個性的な
ラーメンで、太めの麺にとんこつのこってりスープとキャベツ&もやしの野菜、ちょっと固めの
チャーシュー(煮豚)がたっぷりと乗って300円台でお腹が一杯になる超お徳なラーメンである。
非常に脂っこく、にんにく入りだから臭いので、女性客は本当に少ないのが、良くわかる。
しかし、くせになる味で、一度食べてはまってしまうと、月に一度は絶対に食べたくなるのだ。
あと、最後に食べ終わった人から、カウンターにお金を置いていき、つり銭も自分で持っていく
システムになっており、少人数のお店をお客が支えているという感じがとても微笑ましい。
今は、本店も自動券売機に変わってしまって、多少味気なくなってきたが、それ以外の注文の
仕方は変わっていないのが嬉しい。

第一旭本店@京都・高倉塩小路
平成元年に大阪に転勤になるまで、この店のすぐ隣にある「新福菜館」本店には出張の際に
よく食べに行っていたが、地元の人間に教えてもらうまでは、知らなかったのだ。
「新福菜館」本店で、やきめしセットを食べた後、何故かいつも胸焼けがひどく、やきめしの油が
自分には合わないのかと複雑な思いをしていたのだが、転勤した先の同僚の中に同志社大学卒の
ラーメン好きな者がいて、この胸焼けの話をしたところ、「それなら、隣の第一旭に行ってみたらえーやん」
と教えてくれたのが、きっかけだった。

朝6時頃からの開店時間は、いかにこの店が、地元の様々な業種・職種の人たちに愛されているか良く
分かる。東京からの夜行バスで早朝京都に到着後、開店と同時に入って食べたことが何度もあるが、
市場で働く人々や、夜勤明けの人や学生、徹夜マージャン帰りのサラリーマンで一杯なのだ。
この店の良いところは、スープの味の濃い・薄い、麺の固さ、焼き豚の脂身、赤身の割合、ねぎ・もやしの
量まであらゆる個人の好みを注文することが可能なことで、それは混雑しているランチタイムでも可能なのだ。
私の場合は、この店では、いつも「特製麺固め、ねぎ多い目、赤身」プラスご飯小を頼むことにしている。
常連さんの場合、黙って座っていれば出てくることが当たり前となっている。
さっぱりとんこつ醤油味のラーメンにたっぷりの九条ねぎが乗ったラーメンは、九条ねぎの柔らかい食感と
風味が相性がベストだと思う。
(ラーメン・ネギ多め)
また、食べ放題のタクアンがちょっと甘め味付けで食べやすくて、ラーメン&ごはん&タクアン、と絶妙の
ハーモニーとなっている。何度たべても、食べ飽きしない味と言っていいだろう。
ただし、この第一旭はチェーン展開しており、お店によってかなり味が違う。正直言って、支店のラーメン
には不味いものが多く、この本店のラーメンが一番無難だろう。全国展開している「天下一品」と違って、
関西圏しかお店がなく、東京に戻った後、この味を味わうには、京都の本店に行くしかないのはちょっと
寂しい気がするのは私だけではない筈・・・・・・

サカイ@京都・上賀茂
1年中冷麺(冷やし中華のこと)が食べれる。この冷麺のスープがとろりした独特のたれで今まで食べた
冷やし中華の中では最高の評価を付けたい。たぶんマヨネーズが隠し味になっていると思われるが、
酢味が比較的抑え目になっていて、醤油ベースの濃厚だれがやや太めのつるしこストレート麺にからむ。
きゅうりとハム(焼豚も選べるようになっている)と海苔がのっているシンプルな盛り付けがまた食欲を誘う
かたちになっている。

もちろんラーメンもお薦めで、鶏がらベースの甘口醤油味ベースのスープがとろみがあるのにあっさりして
いるという不思議なスープだ。メンマ(やや甘い味付けが絶妙!)ともやし、焼豚、海苔、ねぎというこれも
シンプルな盛り付けだ。
常連客は、このラーメンと冷麺の2つを注文して食べている。特に真冬に冷麺を注文する客が夏より多いらしい。
手が切れそうなほどの冷たい水でしめた麺がまたぷりぷりして美味いのだ。
この店の良いところは、冷麺もラーメンも地方発注できることで、東京に転勤で戻ってしまった後も、
電話一本で気軽に注文できるので寒くなってくると何度か直接取り寄せている。。。。

この店に行く場合、上賀茂神社方向に堀川通りをずっと北に上っていき、御薗橋(みそのばし)まで来たら、
御薗橋商店街に入っていって、200Mほど走った右側にある。専用駐車場あり。バスの場合、京都駅前から
京都産業大行きに乗車して御薗橋商店街のバス停下車徒歩1分。上賀茂神社行きバスの場合、
終点下車徒歩5分。

旭屋@大阪・野田
しばらく関西ネタが続くが、この店は大阪勤務時代に大のお気に入りで、一週間に一度は食べに行っていた。
店名から分かるように、この店の主人は、京都の第一旭で修行した後に、平成元年に大阪で自分の店を出
した。第一旭と同様に、客の細かい注文にも全て対応しいるし、勉強熱心な店主は全国各地のラーメン店
を食べ歩いて、自分のラーメンを進化させているのだ。

したがって、第一旭とは、また違った路線を歩いていると言った方が良いだろう。例えば、まずしこしこの麺だが
、店の2階で自製しているのだが、その粉の中に今ではあちこちのラーメン店で使われるようになった
デュラムセモリナ粉が12%配合されている。たまたま私は、この店の開店して間もない頃に、店の存在を
知って食べに行ったのだが、この店の麺独特の腰にびっくりしたのだ。細いのに麺の角が立っているのは、
どうして? と、不思議な思いがしたのを鮮烈に憶えている。。。。

スープは、とんこつをたっぷり使っているが、意外とあっさりしてだが、こくがあるスープの部類に入ると言える。
このスープと麺に無菌豚から作る焼豚ともやしにたっぷりの青ねぎが添えられるのだ。野菜は全てお好みで
増量が可能だ。特に青ねぎは、普通でたっぷりしているので、「多い目」と言って増量したら、青ねぎが
どんぶり一面に入った状態になるのだ。ねぎ好きには堪らないだろう。
開店してから10年以上たった現在、サービスの良さと確かな味は、大阪を代表する店と断言できる。。。
(ラーメン・ネギ多め)

地区別INDEX(麺編)